今回の登場は50歳男性ヨッシーさん(仮名)です。
ヨッシーさんは15年程前からの知人で、現在は自営業(宝飾関係)をしています。
心優しく力持ち、身体を鍛えることが大好きとのことなので、まるで森の優しい賢人ゴリラのようだなという印象です。(決して顔が似ているわけではありません・笑)
お花に例えるなら黄色のチューリップでしょうか。愛嬌のある笑顔はまわりのみなさんを明るくしてくれます。
なぜ、ヨッシーさんのブログを書くことになったのか・・・
それは、私がヨッシーさんにともこ先生の本を紹介したことに始まります。
それ以来、ともこ式数秘術にすっかりはまってしまい、ともこ先生の本を何冊も購入しては自分のお客様にプレゼントして、隠れアンバサダーのごとく数秘を広めていると聞いたということもあり、ちょっと興味深いなと思ったからです。
本人にとってそれはごく当たり前の行動のようですが、長年培った信頼関係のあるお客様には、ヨッシーさんが数秘の話をするという行為は自然と受け容れられたのでしょう。そして、お客様の間でも数秘が広がっているようなのです。
一昨年、自分の会社を立ち上げたのですが、社名は自分の本質数3に関連するものをつけています。そして、全てがうまくいくと信じて毎日仕事に精進しています。
先日、私が頑張っている人のブログを書いていると知り、ヨッシーさんは名乗りを上げてくれました。ずっと頑張り通しのヨッシーさん、何か書くことあるかな?と思案している傍らで、楽しそうにご自分の今までの話をしてくれました。
ヨッシーさんの今に至るまで・12月25日生まれ(7・3・1)
母親が3歳の時に病気で亡くなりました。(妹はまだ1歳未満)
その時から、妹と2人、高校卒業まで精米所をしていた祖父母の家に預けられ育ちました。
父親は不動産業を立ち上げて仕事三昧の日々、食事もふきそくになるためさすがにご自身も一緒に住むということは出来なかったようです。それでも出来る限り毎週日曜日には日帰り旅行に連れて行ってくたそうです。
祖父は仕事熱心で厳しく怖い存在、祖母は優しい人でしたが、ヨッシーさんが中学生になった頃に体調が悪くなり、ヨッシーさんと妹の食事を殆ど作れなくなりました。祖母への気遣いもあったのでしょう、それから高校卒業までお弁当を買ってきて自分の部屋で食べる毎日でした。
母親がいたらどんなに幸せだったろうとずっと思っていたそうです。
この頃のヨッシーさんは、母親のいない寂しさのはけ口を外へ向けていました。決して弱い者いじめはしないけれど、自分より強そうな相手を見つけては喧嘩をしていたそうです。
コンビニで中学の同級生と派手な喧嘩をして、高校生に止められ外へ連れ出されたこともありました。コンビニの本棚がぐちゃぐちゃになるほどの喧嘩だったようです。相手がナイフをちらつかせたのが原因だったようですが、闘争本能に火がついたんですね。コンビニの店長が知り合いだったこともあり警察沙汰にはならずに済んだそうです。
中学3年生になった頃、クラス担任の教師から
あなたはとても明るくて面白い子だから、周りがたのしくなるね。
と、言われたのを機に変わりました。
そうだ、周りを笑わせていれば自分も楽しいし悲しいことは何もない
そう考えたヨッシーさん、中学校行事に積極的に取り組むようになりました。
運動会の応援団長も頑張りました。
高校生になると柔道を習い始めます。叔父さんや父親が柔道の有段者だったこともあり、夢中になり精進して黒帯になりました。喧嘩もしなくなりました。
大学生になって実家を出ると、父親からは十分な仕送りもあったそうですが、接客することで社会性を学べると考えていたし欲しい車もあって、ガソリンスタンドでアルバイトをしました。ここでは色々な職業のお客さんと接し、良くも悪くも沢山の経験が出来たそうです。
入学当初、学内で吐血して十二指腸潰瘍で2ヶ月ほど入院したこともありました。
父親には仕事があるし心配かけたくないと、気丈にも大丈夫だから来なくていいよと18歳ながら一人で入退院の手続きをしたそうです。入院中の2ヶ月、お見舞いに来る友人が多かったので寂しくはなかったようですが、経済的には恵まれていても、ヨッシーさんの心は母親を失った時からぽっかりと穴が空いたままでした。
急にひとりぼっちの生活、入院、不安でいっぱいだったでしょう。
またしても母親がいたらなという思いが強くなりました。
卒業して念願の営業職に就きました。それも、中小企業の宝飾業界というハードルの高さ。
入社してまた十二指腸潰瘍になりました。知らない土地で会社の上司たちとシェアハウスに住んでいたのですから、ストレスも多かったのでしょう
それでもじわじわと頭角を現します。
ヨッシーさんの強みは、その明るさと正直さ、それとこの業界では信用が1番、彼のバックには当時不動産業を営まれていた父親の存在があったことも後押ししていると思います。
それでも、プライドが高い気難しいお客様でも数年の内にすっかり信頼を得てしまうのですから凄いです。
(そのお客様達は、独立した今でもずっと顧客のままです)父親からの商売人としての血がいい意味でしっかり受け継がれていると思わざるを得ません。
入社して25年を過ぎたあたりから、ヨッシーさんの社内での立場が苦しくなり始めました。
次期社長と噂されながらも、経営方針等の考え方の違いもあり社長とぶつかる日々。
悩んだあげく、とうとう辞職を決めました。周りの社員からは裏切り者呼ばわりもされたようですが、ヨッシーさんにしてみれば、社長からは会社の重要なことを何もしらされずにいたし、このままでは駄目だと思うことが続いたようです。辞職は仕方ありません。
その頃にともこ式数秘術を知り、それ以来ずっとともこ先生の本はヨッシーさんのバイブルのような存在になっているようです。
そして、一昨年自分の会社を立ち上げました。
仕事が趣味だと言い切っていたヨッシーさん、無理をせずに自己資金だけで会社を始めました。そしてこの2年間の売り上げ結果はずっと右肩上がり。ただ、息抜きは必要ですから、会社の立ち上げと同時にボクシングジムに通っています。やっぱり格闘技がお好きなようですね。ストレス発散にはとてもいいようです。
たまにお会いするヨッシーさんは、キラキラしていて楽しそうです。
以上がヨッシーさんという人です。
ヨッシーさんの数秘LIFE®カルテを書いてみました。
私から見たヨッシーさん と 振り子の法則
私のヨッシーさんに対しての第一印象は、とにかく元気で明るい!でした。ところが、親しく話をしていく内にヨッシーさんの内面にある何とも重苦しい思いが、時折顔をのぞかせるようになりました。それがなんであるのか?
単純に母親を早くに亡くしたからではなく、もっと他にもあるのかもしれないとずっと思っていました。
そして何度か話をする内にヨッシーさんの本音を聞くことが出来ました。
ヨッシーさんは、とても負けず嫌いです。表向きではわかりにくいのですが、人に気づかれないところでの努力を惜しみません。才能数の7はクールで職人気質、自分の世界観で頑張っていたと思います。でも、営業でトップを走り続けたところで満足できなくなっていました。所詮、何だかんだ言っても会社に守られているという思いもあったようです。そして、いつか父親のように自分の力で会社を立ち上げたいと思うようになっていたのです。
それが明確になるまで、がむしゃらに働きながらもヨッシーさんの中の振り子が大きく揺れ動いていたようです。
(数字には意味があります。その意味は振り子の法則によってポジティブやネガティブに触れ、思考や気分によって振り子が揺れるのです)
ヨッシーさんの本質数3,振り子がポジティブに揺れると前向きで楽観的、ネガティブに揺れると型にはまるのを嫌い、無思慮でしゃべりすぎることもあります。そして空想の世界へのめり込んでいきます。
本人は振り子に関しては無意識だと思いますが、振り子の揺れが安定してからの会社立ち上げで良かったと思います。
25年間勤めてきて、しかも人望も厚く特に何の問題もなく過ごしてきた人が妻子を抱えながらも自営業という世界へ踏み出すまで、50歳を目前にしての決断はかなりの勇気とエネルギーを要したと思います。
本質数3の一歩前に押し出す力はさすがです。
数秘カルテから見ると、土台としてある才能数7の分析力と25日生まれの平和的に堅実にというキーワードが本質数3と見事に重なり合い、会社を立ち上げることが出来たのだと思います。さらに探究数1,これからも自信を持ってすごして頂きたいです。
本質数3だけで見ると、ただの楽しい人 になると思いますが、今回ヨッシーさんの数秘LIFE○Rカルテを書いてみることで、今に至るまでの彼の人となりの理解も深まりました。
年齢も環境も違いますが、表面的な決めつけが払拭され良かったと思います。
これからも優しい賢人ゴリラのように過ごして頂きたいと心から願います。
(今回も、出来るだけプラス面に焦点を当てて書いています)
ヨッシーさん、ご協力ありがとうございました。
あとがき
数秘LIFE○Rカルテを書いて振り返ってみれば、全ての人の人生はきっと小説のように思えてくるに違いありません。
楽しいことも苦しいことも、誰にも平等に起こります。正直言うと私は振り返りが苦手、過去に縛られてしまう恐怖心もあったからです。でも頑張ってきた自分の人生を褒めてあげられるのは自分だけしかいないと気づきかされました。たとえ親兄弟であろうと、人は皆(個)で生きているからです。
時には自分を認めて褒めてあげるのも悪くないです。
そうすることで、少しは生きやすくなったかもしれないと感じています.
これも、今回ヨッシーさんのブログを書くにあたり改めて深く腑落ちしたことでした。
今回も参照させて頂きました(ともこ先生の本・もっと誕生日が教えてくれる本当のあなた・第2弾)は、お薦めです。人生がちょっと変わるかもしれません。
この記事を書いた人
数秘LIFE®︎研究家 SHOKO
研究テーマ:同じ数字を持つ人が、環境の違いでどう違ってくるのか。
目標:出来るだけ色々な環境にある沢山の人のデータを集めたい。