数秘行動分析®︎ツールとは、才能数と本質数に現れる行動特性を、DiSC理論をベースにカバラ(神秘主義思想)を加えた立体2軸マトリクスに適合させたものです。
プロコーチとして仕事をスタートしたものの、なかなかクライアントへの問いかけがうまくいかない…。
そんな時、出会ったのがDiSC理論でした。
相手の思考や行動パターンがわかるようになると、セッションの成果がより一層出ることがわかるようになりました。
ざっくり言うと、行動分析理論とは人間の行動分析学なのですが、数字の意味を学んでいくうちに、数字の性質で同じように分類することができることに気づき、個人鑑定や講座を行うにつれて、その気づきはどんどん確信に変わりました。
一般的な行動分析チャート(図・表・グラフ等、情報の視覚的表示)との違いは、行動特性にカバラの智慧が含まれているということで、つまりは六芒星で表される数字の6や、高次と繋がるゾロ目のマスターナンバーの概念が含まれるということです。
(人を理解する上でここは重要なポイントになります。)
数秘行動分析®︎ツールは、関係性をより良くするためのコミュニケーション理論として、人を否定せず、信頼関係を築くために、人それぞれの異なる動機や欲求を理解することを目的にしています。
なぜなら、「違いには大きな価値がある」からで、違いを理解し、それぞれの価値を活かしていけば、健全な関係性(先入観を持たない関係性)を築くことができるからです。
数秘の智慧から分類される6つのタイプ(主導的、社交的、共感的、緻密的、調和的、直観的)を、才能数(外キャラ)と本質数(内キャラ)の2要素で観ていきますが、子供に関しては行動特性が色濃く現れる才能数を特に観ます。
また、子供でも本質数にマスターナンバーを持つ場合は、マスターナンバーの影響を強く受けるため、併せて本質数も観ていきましょう。
バランスボックスと合わせて、組織や家庭で活用していただきたい、コミュニケーションを円滑にする際の困ったときのお役立ちツールです。
●才能数(外キャラ):人から見た印象
第一印象は才能数に影響します。得意な面として仕事や恋愛に出やすく、知らずに皆から認められている数字です。
●本質数(内キャラ):自分が感じる本質
素の自分は本質数に影響します。自分のメインの特徴を表し、ここが発揮されると自分らしく生きやすいとされる数字です。
主導的(直接的で決断が早い傾向がある)
<特徴>
・意思が強く、行動的でチャレンジ精神に富む
・意思決定が早く、自分なりのやり方で結果をだそうとする
・困難やピンチに向かう強いメンタルを持っている
・細かく指示を出されることを嫌う
社交的(楽観的で好奇心旺盛である)
<特徴>
・明るく社交的な性格で、人と接するのを好む
・感情表現が豊かで、物事を肯定的に捉える
・難しいことでも安易に引き受ける
・粘り強さや緻密性に欠けるところがある
共感的(思いやりがあり受容性がある)
<特徴>
・言われたことを、言われた通りに忠実にこなす
・迷惑をかけないよう、常に気配りを忘れない
・人が喜ぶ姿が自分の喜びにつながる
・慣れ親しんだやり方で、成果を上げようとする
緻密的(慎重で正確さを重んじる)
<特徴>
・メリット・デメリットを検討した上で、慎重に結論を出す
・納得してから行動に移す傾向がある
・曖昧さより具体的な言葉を好む
・細かいところにこだわりを持ち、些細なミスや間違いを嫌う
調和的(全体のバランスを整え丸く収める)
<特徴>
・頼まれると嫌とは言えず、世話をやいてしまう
・物事について多くの意見を持つ傾向がある
・正しさへの価値を強く抱いている
・責任とは「負うべきもの」と思いがちである
直観的(高次元とつながるツールを持つ)
<特徴>
・「変わっている」と思われる部分がある
・言語化するのは苦手だが、優れた感性を持っている
・個性的な部分を本人が気づいているかがポイントになる
・生きざまそのものが注目されやすい傾向がある
私たちは真っ新な状態でこの世に誕生し、ひとりひとりが個性を持ちます。
慎重な人、明るい人、決断の早い人など、これらは先天的な性質と呼ばれ、性格の一部となります。
ただし、私たちの性格は先天的な性質と外界的刺激によって構成される後天的な性質の混合によって、個人の思考のクセ・行動傾向が表れてきます。
文化や環境、経験など、人生の経過とともに受ける刺激によって、性格の一部は変化したり形成されるため、この数秘行動分析®︎ツールはあくまで数字の性質を基盤とし、本質的な部分で自分軸となりえる傾向を表しているとお考え下さい。
お互いがより良い関係性を築いていくうえで、どのような相性であるかを知ることは、接し方・伝え方に影響を及ぼしていきます。
この数秘行動分析ツールから、優先事項・動機付け・恐れ・印象・課題などを知ることができますので、組織力・親子力・パートナーシップ力を高めるためにも、皆さんの日常に根差すことを目指しています。
天の運行が矩を踰えず、瞬間も休みなく正しく巡るように。
個性を認め、共に歩み寄っていきましょう。